近代日本の身装文化(身装画像)
説明 この六枚の挿絵のうち、駒吉お仲の話説と、久次郎の話の、それぞれ二枚が同じ人物。しかし、この四人、描かれた六人の姿は、同一人物といってもよいほど、髪も、着ているものもよく似ている。その中でとくに目につくのは黒っぽいケープだろう。在来型の道中合羽とちがって丈が短く、合羽がたいてい縞物だったのに対し、こちらは黒羅紗製がふつう。この時代、非常によく目にするので流行していたことがわかるが、名前については混乱がある。この形を鳶(トンビ)と呼ぶか、トンビは二重外套のことか、など。どちらにしても断定的なことはいえないだろう。『駒吉お仲の話説』は、はるばる長崎から訪ねてきた人がもてなしを受けている図。『節婦お里の話説』は、久しぶりの帰郷で、老母と積もる話をしている図。そのほかの事例も、このケープが、羽織や被布と同じように、必ずしも屋外だけの外套ではなかったことを示している。(大丸 弘)
ID No. C13-049
出典資料 東京絵入新聞
発行年月日 1880(明治13)年5月21日号 2面,3面
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Vwa:[男性和装外套]
時代区分・年代 19世紀後半;1880(明治13)年
国名 日本
キーワード [インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント]
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 C13-049, C13-056, C13-059, C13-072, C13-073, C13-081