近代日本の身装文化(身装画像)
説明 根津遊廓の娼妓と、下町のしがない花屋の倅(セガレ)の情話。男はいわゆる間夫(マブ)だが、女にとってはタメにならない客、ということで間をせかれ、たまたま女が銭湯に行った帰りにぱったり出会った、という場面。根津はもともと私娼窟で、吉原の真似はしたが吉原のような格式があるわけではないから、花魁(オイラン)が町の湯屋などに行くのだろう。芝居がかりの絵柄で、色男は被った豆絞りの手拭いを頬の横で結ぼうというしぐさ、縞のきものの裾を下帯をちらりと見せるまで捲り、のめりの下駄を直角に開いている。女の髪は根の下がった潰し島田、髱(タボ=後ろ髪)は襟首に付くくらい低い仇な風。右手に湯道具、左手で前褄をちょっと引きあげて、口に巾着の紐をくわえているらしい。足には黒塗りの、小町風の下駄。(大丸 弘)
ID No. C12-042
出典資料 東京絵入新聞
発行年月日 1879(明治12)年10月14日号 2面
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2sim:[島田;高島田]
Vka:[掛襟]
Vhao:[羽織]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
Wge:[下駄;クロッグ]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
時代区分・年代 19世紀後半;1879(明治12)年
国名 日本
特定地域 東京
キーワード 銭湯;花魁(おいらん);娼妓;遊女;女郎;潰し島田;つぶし島田;褄取り;豆絞りの手ぬぐい;のめり下駄;小町下駄
男女別 男性;女性
体の部分 全身