近代日本の身装文化(身装画像)
説明 茨城県の郷里から妻子が上京してくるという友人から、その人たちに金品を届けるよう頼まれたのに、途中の町の娼妓にはまり込み、預かった金も衣類、反物もまき散らした男の話。挿絵はその大尽遊びの有様と見える。町の名は竹原としてあるが東京・茨城の間に現在そんな地名は見当たらない。かつての飯盛に近い安女郎だろう。男は預かりものの薩摩絣を勝手に仕立てて着ている。それに似合った兵児帯をだらしなく横結びにし、畳紙(タトウガミ)に入った反物を女に見せて喜ばせている。長煙管を突いて横座りした女は大柄の長襦袢に、平絎の帯をゆるく前結びにしているらしい。吉原の花魁(オイラン)は巻帯、いわゆる突っこみにして、結ばないが。敷いている蒲団は憐れなくらい薄い。女の側の裾にはさすがに吉野紙が挟んであり、男の背後には箱枕が並んでいる。(大丸 弘)
ID No. C10-041
出典資料 東京絵入新聞
発行年月日 1877(明治10)年12月11日号 2面
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2ni:[日本髪一般]
Vna:[長襦袢;襦袢]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
Qkas:[絣]
Vob:[帯]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Wou:[扇子;団扇;扇風機]
時代区分・年代 19世紀後半;1877(明治10)年
国名 日本
キーワード 花魁(おいらん);娼妓;遊女;女郎;長煙管(きせる);横座り;薩摩絣;兵児帯;反物;畳紙(たとうがみ);吉野紙;うちわ;敷き布団
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥