近代日本の身装文化(身装画像)
説明 東京から訪れた一書生を忘れることができず、恋煩いの床についてしまった近県の資産家の娘。見かねた親達が、気晴らしに東京見物をと言いだすと、あるいは恋しい人に会えるかもと喜んで、寝床の上で髪を直している。厚い敷蒲団を重ねるのは豊かな暮らしの印、敷布が一般に普及するのは明治末なので、この蒲団の上に小さな布を敷いているのはめずらしい。かたわらに放り出してあるのは括り枕。油で汚れないよう枕紙が巻いてある。若い娘や芸者などの大きな髪の場合は、これに木の台をつけた箱枕にするのがふつう。鏡をのぞき込んでいる娘は立膝している。男のあぐらに相当する、女の膝を崩した形は立て膝だったが、もちろん人前でするものではない。(大丸 弘)
ID No. C10-036
出典資料 東京絵入新聞
発行年月日 1877(明治10)年4月28日号 3面
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Jhu:[ふとん・ベッドに横たわる;寝道具]
D7re:[令嬢モデル]
D4ge:[下女;下男;召使い]
Vka:[掛襟]
D1kes:[化粧;表情;容貌]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
時代区分・年代 19世紀後半;1877(明治10)年
国名 日本
特定地域 下総
キーワード 金持ち;敷き布団;掛け布団;小さい敷布;括り枕;枕紙;黒襟;立て膝;鏡;箪笥(たんす)
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥