近代日本の身装文化(身装画像)
説明 近県から東京に出て暮らしている元士族。楊枝や歯磨きなど売っているが喰っていけず、長屋の差配人が見かねて火の番の仕事を見つけてやり、これから女房に送られて夜回りに出るところ。元士族とか士族体、とかいう言葉はこの時代よく出てくる。具体的にははっきりしないが、旦那の気位が抜けないとか、細君(ゴシンゾ)といわれたときの風俗、とか言っているので、例えばこの夫を見送るときの丁寧さなど、物腰ひとつにも、根っからの長屋育ちとは違う堅苦しさがあったのだろう。夜回りの責任者は町内の鳶の頭。町の名入りの長提灯を提げ、刺子のきものに袖無し半纏を重ねている。連れの男は、東京では拍子木を叩くのが普通だ。一番太鼓というものもあるが、これは舞台演出用で、実際の夜回りに使われたかどうか。(大丸 弘)
ID No. C10-033
出典資料 東京絵入新聞
発行年月日 1877(明治10)年3月29日号 3面
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G023:[日本式玄関構え]
Vhat:[半天;どてら]
Wzo:[草履;草鞋]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
D804:[おそれ・へりくだりの表現;祈りのかたち]
時代区分・年代 19世紀後半;1877(明治10)年
国名 日本
特定地域 東京;深川
キーワード 夜回り;火の番;鳶(とび);刺子のきもの;袖なし半天;長提灯;太鼓
男女別 男性;女性
体の部分 全身