近代日本の身装文化(身装画像)
説明 たまたま[平仮名絵入新聞]の売子が出会った、夫婦げんかの果て家を飛び出した女房の話。この時代まだ新聞自体の宣伝時代だったということもあり、新聞の配達人もけっこう目立った恰好をし、小粋な商売だったらしい。挿絵では背中、裾、襟に社名、あるいはそのロゴを染め抜いた法被を着、手にも社名入りの小田原提灯を提げている。弁慶縞のきものを裾みじかに端折り、紺の股引足袋に突っかけ草履、首には手拭いを巻いている。眉を落としている女房は引っ掛け帯で、ふんばった脚の裾が開き、重ねた湯文字(ユモジ)が見えている。女性が、腰に巻く肌つきの下着は、時代によっても身分、TPOによってもいろいろな言い方があるが、東京圏では一般には、腰巻きとか、お腰と呼んでいた。(大丸 弘)
ID No. C09-030
出典資料 東京平仮名絵入新聞
発行年月日 1876(明治9)年1月13日号 1面
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Vmom:[股引]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
Vta:[足袋]
Wzo:[草履;草鞋]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
時代区分・年代 19世紀後半;1876(明治9)年
国名 日本
特定地域 東京
キーワード 新聞配達人;法被(はっぴ);弁慶縞のきもの;ぞうり;小田原提灯;切り前髪;眉落とし;引っ掛け結び;ひっかけ結び;湯文字(ゆもじ)
男女別 男性;女性
体の部分 全身