近代日本の身装文化(身装画像)
説明 〈遡及資料〉伊勢山田の呉服屋の一人娘。この時代、二十歳を過ぎると、「今に白歯で居るのが肩身が狭い様だと今日此頃は只一室に籠(コモ)りて鬱(フサ)ぎがち(……)」というお嬢様を案じた下女が、内宮の桜見物に誘っている。娘の髪は結綿(ユイワタ)で思いきって大きな髷。袂で口の辺りを押さえ、片手で身体を支えているポーズは、行き遅れたという悩みにしてはやや大仰。下女の髪はたぶん銀杏返し。絣のきものに黒襟を掛けているが、やはり若い娘らしくけっこう派手な半襟が目立つ。下女といえば丸顔の太った女に描くのは、この時代の決まり。(大丸 弘)
ID No. C07-008
出典資料 都新聞
発行年月日 1899(明治32)年1月18日号 1面
小説のタイトル 近世実話 五寸釘寅吉(12)
作者 伊原青々園(伊原敏郎)(1870-1941)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D005:[20~30歳代の女性;年増]
D7re:[令嬢モデル]
D4ge:[下女;下男;召使い]
D2yu:[結綿]
D2ic:[銀杏返し]
Vka:[掛襟]
Vhan:[半襟]
Qkas:[絣]
D801:[強い悩み・悲しみ・口惜しさ・羞恥の表現]
時代区分・年代 19世紀後半;1874(明治7)年
国名 日本
特定地域 三重;伊勢山田
キーワード 大きな髷;黒襟;飛白のきもの;行灯
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥