近代日本の身装文化(身装画像)
説明 〈遡及資料〉逮捕と逃走を繰り返した凶賊の実話談。あるとき誤って五寸釘を踏み抜いて捕らわれたため、この二つ名がつけられた。この場面では彼はまだ前髪のある十六歳で、堅気の雪駄直し。左は大店のお嬢さんと下女。お嬢さんは寅吉があまりじろじろ見つめるので恥ずかしがってもいるが、ひとつにはかたわらに置いてある編笠で、彼が被差別民であることを知って気味悪がってもいる。被差別民の地位を平民同様とする布告が出たのはまだこのつぎの年だった(→年表〈事件〉1871年8月 「穢多、非人の称、廃される」太政官布告 第448号 1871年8月28日)。寅吉はいっぱしの職人風に、太い格子縞の半纏の下は紺の腹掛に同じ手甲脚絆、紺の足袋に草履ばき。(大丸 弘)
ID No. C03-008
出典資料 都新聞
発行年月日 1899(明治32)年1月4日号 3面
小説のタイトル 近世実話 五寸釘寅吉(2)
作者 伊原青々園(伊原敏郎)(1870-1941)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7re:[令嬢モデル]
D4ge:[下女;下男;召使い]
Vka:[掛襟]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
Wge:[下駄;クロッグ]
D013:[少年(ほぼ中学生の年頃(12~15,16歳))]
Vhat:[半天;どてら]
Wte:[手袋;手甲;腕覆い]
Wkya:[脚絆;脛覆い]
Vta:[足袋]
Wzo:[草履;草鞋]
Wkab:[笠]
時代区分・年代 19世紀後半;1870(明治3)年
国名 日本
キーワード お嬢様;黒襟;雪駄直し;格子縞の半纏;腹掛け;紺足袋;編笠
男女別 女性;男児
体の部分 全身;坐臥