近代日本の身装文化(身装画像)
説明 主人公の生い立ちの記だから、小学校を卒業して奉公に出た日のこの挿絵の場面は現代ではない。しかし地方の旧家だったらまだ似たような情景は見られたはずだ。丁稚になりたての少年は、「遠州縞の袷に紺の前掛をしめ(……)」とある。各地から木綿縞が生産されるが柄や品質にそう違いがあるわけではなく、また外国産の綿糸や染料を使うようになってから、そのわずかの特色も失われていった。丁稚にはどこどこ縞、というようなこだわりを持って仕着せを与えていたのは、おそらく明治半ばくらいまでだろう。丁稚はきちんとかたい帯を締め、足袋も冬の間に何足、と店によっては決まっている。(大丸 弘)
ID No. B14-002
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1937(昭和12)年2月13日号 7面
画家・撮影者 和田三造(1883-1967)
小説のタイトル 路傍の石:第一部(43) 前垂(2)
作者 山本有三(1887-1974)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4ban:[商人;番頭]
D4de:[丁稚;小僧]
G01:[店舗 ex.店構え全景,出入りする客,従業員]
時代区分・年代 20世紀前半;1937(昭和12)年
国名 日本
キーワード 丁稚;竪縞のきもの
男女別 男性;男児
体の部分 全身;上半身;坐臥