近代日本の身装文化(身装画像)
説明 二階借りをしている男を訪ねた娘。戦前は都会で自活している結婚前の男女は、こうした貸間暮らしが多くなった。一間なので、万年床の男は、客が来ると敷布団から二つ折りにして、壁に押しつけておくより仕方がない。女性は「男の部屋に一人訪れた、せめてものたしなみの為に、帽子も外套も着けたままだった」とある。女性の被っている帽子はそれほど特色はないが、ややブリムが広いので、いまの状態のように斜めに顔を隠すように被ると、流行のガルボハット風になる。日本家屋の中では、この大きさの帽子はもちろん脱ぐのが礼儀になるが、もう少しブリムが小さくて、ピンで留めてある場合はどうかとか、洋館の場合だったらどうかとか、この後、戦時下に入ってゆくと、問題はかなり面倒になっていった。(大丸 弘)
ID No. B13-067
出典資料 読売新聞
発行年月日 1936(昭和11)年4月16日号 11面
画家・撮影者 須藤しげる(須藤重)(1898-1946)
小説のタイトル 女の階級(6):顔(6)
作者 吉屋信子(1896-1973)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Wbo:[かぶり物一般;帽子]
D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
時代区分・年代 20世紀前半;1936(昭和11)年
国名 日本
キーワード 下宿;火鉢;和装;ガルボハット風;外套
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥