近代日本の身装文化(身装画像)
説明 上野の書道展覧会の会場。こういう設定での群衆が七,八人いると、画家のイメージの中にある、一般的身装を判断するデータになる。六人の女性のうち、和装・洋装は半々。この時代まだ、おしゃれは和装、という観念があった。つまり銀座で和装・洋装の比率を調べれば、女性の全体的現実より和装の比率が大きくなる。女性の一人は、「黄貂を二匹合わせた襟巻をして、薄紫に金霞入りの絵羽羽織を着た、美しいお嬢さん」とある。具象絵画的なきもの柄の場合は、手のかかる絵羽仕立てにしなければならないので、正装であるなしというより、いちばん金のかかるおしゃれになる。明治末以後の女性のきものは、訪問着の出現もあって、格式と技法と美的効果と、そして金のかけ方との間で、やっかいな混乱が生まれている。(大丸 弘)
ID No. B13-066
出典資料 読売新聞
発行年月日 1936(昭和11)年4月12日号 11面
画家・撮影者 須藤しげる(須藤重)(1898-1946)
小説のタイトル 女の階級(2):顔(2)
作者 吉屋信子(1896-1973)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H855:[展覧会・博覧会の展示場]
D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
Vhan:[半襟]
Vhao:[羽織]
時代区分・年代 20世紀前半;1936(昭和11)年
国名 日本
特定地域 東京;上野
キーワード 和装
男女別 男性;女性
体の部分 全身;群像