近代日本の身装文化(身装画像)
説明 台所仕事をしていた二十歳になる娘が、不意の来客に慌てて割烹着を取っている。この時代、家では男も女もきものの人が多かったから、ぜんぶを覆ってしまえる割烹着は便利だった。ことに長い袂を袖の中に突っ込んでしまえたので、襷は要らなくなった。大丸髷の姉さん被りに襷掛けという、奥さんの掃除スタイルは消えた。その代わり袖がひどく膨らんでいるのが目につくだろう。割烹着は背中の二カ所に付いている小紐を結ぶ。その上の方の紐は首のすぐ下に付いているため、身体のやわらかい女性でないと手が回りにくい。娘の、少し首をかしげたポーズに、なにげない女らしさが表れる。(大丸 弘)
ID No. B12-101
出典資料 報知新聞
発行年月日 1935(昭和10)年1月15日号 5面
画家・撮影者 小林秀恒(1908-1942)
小説のタイトル 双心臓(3):生活と芸術(3)
作者 牧逸馬(長谷川海太郎)(1900-1935)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
時代区分・年代 20世紀前半;1935(昭和10)年
国名 日本
キーワード 割烹着;格子;縁取りレース
男女別 女性
体の部分 上半身