近代日本の身装文化(身装画像)
説明 二人の、そう懐具合の悪くはない青年が、これから銀座にでも遊びに行こうというところ。左側の眼鏡を掛けた男は二重外套を着ている。文中では繰り返しトンビと言っている。トンビという言い方はこの時代では少し古いだろう。この種の二重外套には二重廻し、インバネスなどいろいろ区別も、ちがう名称もあるが、概称としては二重外套、あるいは外套でまちがいはない。右側の男性の外套の襟の折り返しはビロードが貼ってあるらしい。昭和中期から都会の男性の間で、レインコートを合コート代わりに用いることが流行しはじめる。これはとくに東京でのことだが現代まで廃っていないようだ。ただし、この右側の男性の着ているのはもう少し上等の合コートだろう。(大丸 弘)
ID No. B09-161
出典資料 時事新報
発行年月日 1932(昭和7)年5月22日号 9面
画家・撮影者 河野通勢(1895-1950)
小説のタイトル 仏蘭西人形(フランスにんぎょう)(64):白粉花(12)
作者 大佛次郎(1897-1973)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Vwa:[男性和装外套]
D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
時代区分・年代 20世紀前半;1932(昭和7)年
国名 日本
特定地域 東京
キーワード [インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント]
男女別 男性
体の部分 全身;上半身