近代日本の身装文化(身装画像)
説明 夜の遅い時間に男性を自分の部屋に招き入れた女性で、職業婦人であり、断髪の、いわゆるモダンガールだ。この女性の着ている寝間着は、井川洗厓のあまりリアルとはいえない描写からも、洋妾(ラシャメン)風の着物であるらしいことがわかる。この着物は和服の仕立てに多い縫い込み類を一切省いて、襟も薄い別ぎれをかぶせただけ、帯ではなく紐付きで、着てごく楽な構造になっている。横浜の、外国船員相手の卓袱屋(チャブヤ)の女のあいだからはじまったともいわれる。ホテルの寝間着によく見かけるが、病院の入院患者向け貸しガウンもこの種のものだ。既製品として似たものがデパートでも売られていたはずだが、古浴衣がいくらでもある日本の家庭では、子供用以外にはあまりひろがらなかった。(大丸 弘)
ID No. B08-095
出典資料 都新聞
発行年月日 1931(昭和6)年2月13日号 9面
画家・撮影者 井川洗厓(1876-1961)
小説のタイトル 都会の子たち(13):恋愛猟人(6)
作者 春海宏(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D6mo:[モダン;モダンガール]
D2yo:[洋髪;ウエーブ]
D5ne:[寝巻;ナイトウエア]
時代区分・年代 20世紀前半;1931(昭和6)年
国名 日本
キーワード 洋妾;ラシャメン;娼婦;くるみ縫いの襟;りんごの皮を剥く;ナイフ
男女別 女性
体の部分 上半身;坐臥