| 説明 | 丸木砂土のめずらしい作品。百貨店意匠部のサロンで、マネキンが客を前に歌っている。丸木はオートクチュールのサロンを思い描いたのだろうが、オートクチュールのマヌカンが歌うなどとは奇想天外な話で、むしろ彼が六年後につくり上げた日劇ダンシングチームのアイデアに近い。断髪にきもの、というのは最初のうちはキッチュとして嘲笑されたが、次第にそのモダンな艶めかしさが認識されてきた。人の目の慣れ、というのは恐ろしいもの。挿絵の湯浅千穂子は、さらにそれに絵としての自由さを加味し、キモノ・ファンタジーを展開してくれた。生き人形といわれて、もっぱらウィンドウディスプレイの一部などに使われたマネキンは、その近縁の絵や写真の裸体モデル業がなにか暗さを持っていたのに対して、この時代の花形新職業だった。(大丸 弘) |
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| ID No. | B07-075 |
| 出典資料 | 読売新聞 |
| 発行年月日 | 1930(昭和5)年10月26日号 3面 |
| 画家・撮影者 | 湯浅千穂子(生没年不詳) |
| 小説のタイトル | 東京の女王(6):マネキン時代(6) |
| 作者 | 丸木砂土(秦豊吉)(1892-1956) |
| 資料タイプ | 挿絵 |
| 身装画像コード | D4sho:[職業婦人] D2da:[女性断髪] |
| 時代区分・年代 | 20世紀前半;1930(昭和5)年 |
| 国名 | 日本 |
| キーワード | モデル |
| 男女別 | 女性 |
| 体の部分 | 全身 |