近代日本の身装文化(身装画像)
説明 京都の東山三条からそう遠くない辺りのスラム。パラソルをすぼめてものを尋ねている女性は、潰し島田に結った芸者。向かい合って受け答えしているのは、「四十五六の大年増、でっぷり太って、背の低い、妙に首の短い赤ら顔、腰巻き一つに上は袖無しの襦袢を引っ掛けているばかり、だらりと垂れた両方の乳」とある通りに描かれている。こういう女の髪はもちろん牛の糞のような形のつくね髪、それを留めるために一本、櫛か簪(カンザシ)を挿しているが、落語で、「割り箸をおっぺしょってさしておく」ようなこともあるのだろう。京都の夏は特別に蒸し暑いので、風の通りにくい、ごみごみしたところはつらい。しかし、この恰好では広い路には出られない。それは巡査に見つかるととがめられるため。(大丸 弘)
ID No. B04-069
出典資料 都新聞
発行年月日 1927(昭和2)年7月22日号 1面
画家・撮影者 井川洗厓(1876-1961)
小説のタイトル 高瀬川(35)(5):炎天(3)
作者 高倉輝(1891-1986)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7ge:[芸者;半玉;舞妓]
D2sim:[島田;高島田]
Wkas:[傘]
D006:[初老の女性(40~50歳代)]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
Vna:[長襦袢;襦袢]
Vkos:[腰巻]
D0ro:[露出;シースルー]
時代区分・年代 20世紀前半;1927(昭和2)年
国名 日本
特定地域 京都
キーワード 潰し島田;つぶし島田;眉落とし;袖無し襦袢;裸体;ヌード;乳房の露出
男女別 女性
体の部分 全身;上半身