近代日本の身装文化(身装画像)
説明 絵のモデルを職業に生きている女と、絵描きの物語。女は男の誘いに弱く、子どもを産んだこともある。竹久夢二の作・挿絵で、多少の潤色はあるにせよ、夢二自身の経験を綴っているものと、読者の誰もに思わせるような内容。実際、ヒロインは夢二の愛人の一人によく似ている。夢二の描くきものの女には、襟開けと首の据わり方の、頼りなげな関係がよく捉えられている。彼が意図的にそう描いていた、というより、和服の襟元のほんらいの特色として。頭部の大きめな、華奢な女性の場合、とくにそれが目につく。逆にその襟の特色が、肩口を中心にした女性の華奢な体つきを強調する。ヒロインはその日その日にちがう髪を結っているようだ。第97回では襟足を大きく見せた櫛巻の一種。好き者の愛人を持つ女は大変だ。(大丸 弘)
ID No. B04-064
出典資料 都新聞
発行年月日 1927(昭和2)年8月6日号 11面
画家・撮影者 竹久夢二(1884-1934)
小説のタイトル 出帆(97)
作者 竹久夢二(1884-1934)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7sh:[小説のヒロイン;挿絵美人(この年の評判小説中の美人)]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D3ut:[打合せ;襟あき;ぬき襟]
時代区分・年代 20世紀前半;1927(昭和2)年
国名 日本
キーワード 櫛巻
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 B04-059, B04-060, B04-064, B04-066, B04-067