近代日本の身装文化(身装画像)
説明 乗せたアベックのうち男が急病になり、警察で事情を説明しているタクシー運転手。丈の短いオーバーの下に、とっくりのセーターを着込んでいるらしい。乗用車には冷房はもちろん、暖房もなかった。この時代のタクシーはほとんどが個人営業で、服装は勝手だったこともあり、オーバーや襟巻姿の運転手はめずらしくなかった。毛糸のチョッキやセーターはおそらく手編みだろう。毛糸の編物は1890年代半ば(ほぼ明治20年代)から普及していたが、チョッキやセーターとして広く愛用されるようになったのは、大正末期のこの頃以後。肩章を付け、長いサーベルを下げた警官の態度が、よく描かれている。(大丸 弘)
ID No. B03-155
出典資料 報知新聞
発行年月日 1926(大正15)年11月9日号 4面
画家・撮影者 中沢弘光(1874-1964)
小説のタイトル 警笛(5)(上):街上椿事(5)
作者 佐藤春夫(1892-1964)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4gy:[運転手;車掌;乗務員;操縦者;御者]
Pse:[セーター類(毛糸のジャケット・チョッキ)]
Qni:[ニット;編み物]
D4ke:[警察官;目明かし]
時代区分・年代 20世紀前半;1926(大正15)年
国名 日本
キーワード オーバーコート;毛糸編み;肩章;サーベル
男女別 男性
体の部分 全身