近代日本の身装文化(身装画像)
説明 一人の姉だけを頼りに生きてきた娘。その姉が勧める身の振り方に疑いを持ち、モデルとして働いていた画家たちとの交わりに救いを感じている。フローリングの上の洋風生活は最初はごく上流階級だけのものだったが、この時代になって中産階級のなかでも洋風の一間を作ることが流行りだした。その先駆けのひとつは絵描きなどのアトリエだったろう。冷たい木の床に色物の絨毯とスリッパ、日本人の嗅覚には異質の油絵の具の匂い、裸体や、半裸体の人間――そういったモダニズムも、人の感性を知らず知らずのうちに変えていったはずだ。日本髪がキッチュに感じられだしたのも、きもの美の新しい視点が生まれたのも、こういう舞台装置のなかがそのひとつだったかもしれない。(大丸 弘)
ID No. A23-093
出典資料 都新聞
発行年月日 1923(大正12)年10月25日号 9面
画家・撮影者 竹久夢二(1884-1934)
小説のタイトル 岬(38)
作者 竹久夢二(1884-1934)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H835:[小規模作業場;諸職の仕事場・アトリエ]
D2ni:[日本髪一般]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
Whak:[履物一般(靴以外)]
時代区分・年代 20世紀前半;1923(大正12)年
国名 日本
キーワード 洋風生活;キャンバス;カンバス;絨毯;椅子;エプロン;スリッパ;盆を捧げ持つ;後ろ姿;背面
男女別 女性
体の部分 全身
関連情報 A23-092, A23-093