近代日本の身装文化(身装画像)
説明 和服の女性がはるか前方に後ろ姿の見える人を追って走っている。明治・大正の服装改良の議論のときに、和服は風に吹かれると裾が乱れて不都合だ、とだれもが指摘した。けれども和服は走るのに向いていないとか、体操するのに不都合だ、と言った人はあまり見当たらない。よく、日本のお作法は狭い室内や、とくに座礼が中心で、広い場所での行動の指針にはならないと言われる。袂のあるきもので両手を挙げると醜いものだし、走るときに袂や裾をどうするかもわからない。もっとも、ものは見ようだから、なかには、小走りのこの女性の袂が後ろに水平に流れているのは、なかなか綺麗じゃないかと、見る人があるかもしれない。(大丸 弘)
ID No. A22-140
出典資料 報知新聞
発行年月日 1922(大正11)年11月2日号 12面
画家・撮影者 斎藤五百枝(1881-1966)
小説のタイトル 緑の牧場(174):望なく(1)
作者 野村愛正(1891-1974)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Vfu:[振袖;袂]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
時代区分・年代 20世紀前半;1922(大正11)年
国名 日本
キーワード お太鼓結び
男女別 女性
体の部分 全身