近代日本の身装文化(身装画像)
説明 「女学生風と女優風の半分ずつに出来た相の子のハイカラ、真っ白ぬりの丸顔に頭を分けた十八九の束髪」という女性。静岡から飛びだしてきた青年が、東京でたったひとりの知り合いと目している女性に似た風だ、と言う。それに対して親切心からこの青年に手をさしのべた男は、「近来あの型ア、うようよと急に湧いて出た」とあざわらう。挿絵の髪は不鮮明だが、分け髪で、耳隠し風に下げ、うなじのあたりで小さな髷にしているらしい。この小さな画像を根拠にするのは心許ないが、束髪という言葉が、従来の日本髪ではないというくらいの広い意味に使われていること、すでに耳隠し風の下げ髪が、一部の先端女性にはおこなわれていたことを示している。(大丸 弘)
ID No. A20-083
出典資料 国民新聞
発行年月日 1920(大正9)年6月7日号 6面
小説のタイトル 無遠慮(4)
作者 村上浪六(1865-1944)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2:[ヘアスタイル]
D2mi:[耳隠し]
Wku:[頸覆い(マフラー,ストール,襟巻,ショール)]
Wkas:[傘]
時代区分・年代 20世紀前半;1920(大正9)年
国名 日本
キーワード ハイカラ;束髪;耳隠し風
男女別 女性
体の部分 上半身