近代日本の身装文化(身装画像)
説明 かなり時間の経過をおいて石井滴水の描く裸婦三題。最初の二点は、温泉宿で人妻が夫ではない若い男性と同じ浴槽に入る。第22回は偶然そうなったので二人とも緊張しているが、第48回は「じゃ、私も入るわ」などと、二人とも大胆にその気になってのこと。ほかにも夫婦連れらしい二人が入っていた。もう混浴は銭湯にはなくなった時代だが、温泉宿での混浴はまだふつうのことだから、見て見ぬ振り、というマナーは存在していた。女の身体なんぞそんなにめずらしがるもんじゃない、という大人らしい態度に対し、女の身体と精神をひとつのものと感じて渇仰し、思慕するような、多分西洋の小説から学んだ想念が、若い人を悩ますようになった。第64回での画家はそんな感性の生みだす、甘い悩みを表現しようと試みている。(大丸 弘)
ID No. A20-070
出典資料 読売新聞
発行年月日 1920(大正9)年10月13日号 6面
画家・撮影者 石井滴水(1882-1945)
小説のタイトル 恋草(22)
作者 田山花袋(1871-1930)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D0ny:[入浴;浴場;行水]
D0ro:[露出;シースルー]
時代区分・年代 20世紀前半;1920(大正9)年
国名 日本
キーワード 裸体;ヌード;後ろ姿;背面
男女別 女性
体の部分 全身
関連情報 A20-070, A20-072, A20-073