近代日本の身装文化(身装画像)
説明 病の重い友人を病院に見舞う女性。病院の掛布団は白いカバーでくるまれている。明治の末頃(190x年代)、一般家庭に白いシーツや大きな西洋風の枕が入ってきたのは、ホテルや病院の影響もあったにちがいない。わが国では、夜具蒲団には俗に蒲団柄といわれるような、けばけばしい模様ものを用いることが多く、掛布団を白いカバーでくるむことは、第二次大戦以前には、病院の蒲団のようだと嫌がるひともあった。ハンカチーフで顔を覆っている見舞客の娘は、羽織、きもの、襦袢の重なりが襟や袖口に見え、その上に着てきたコートを病室では脱いで、手に持っている。頭は今風の束髪で、髷の根に挿した花簪(カンザシ)が目立つ。(大丸 弘)
ID No. A19-084
出典資料 読売新聞
発行年月日 1919(大正8)年7月18日号 6面
画家・撮影者 石井滴水(1882-1945)
小説のタイトル 落潮(おちしお)(179):冬の海(2)
作者 小栗風葉(1875-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H853:[病院;病室;医療施設]
H30:[ベッド、寝具とその部屋]
D4by:[病人;けが人;障害のある人]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vko:[コート(女性和装外套)]
Vhao:[羽織]
Whan:[ハンカチーフ]
時代区分・年代 20世紀前半;1919(大正8)年
国名 日本
キーワード お見舞い;掛け布団;布団カバー;枕;花簪
男女別 女性
体の部分 頭部;全身;横臥