近代日本の身装文化(身装画像)
説明 老夫婦、その娘は夫に死に別れ、孫娘を連れて同居、この四人で二階借りの暮らし。夫婦は娘に再婚を勧め――むしろ強要している。その相手に、父親は大きな借財をする魂胆、という構図。「我が親ながら貞江は母の顔を悪鬼のように見た」という、襟をだらしなく抜き、少し膝を開いて、煙管を斜に構えた六十がらみの女を、画家の公文菊仙は少ないタッチでみごとに表現している。食うや食わずの老婆が髪結さんへ行って丸髷を結うはずはないから、首筋の髱(タボ=後ろ髪)めいたものも、小さな髷めいたもの、娘の束髪めいたものと同じに、もちろん手づくねだろう。老婆の眉については、この時代になってまだ眉を落としている婆さんがいたのか、という理解と、眉を描かない方が無機的な表情をあらわすことができる、という理解の仕方とがある。(大丸 弘)
ID No. A18-054
出典資料 国民新聞
発行年月日 1918(大正7)年7月7日号 6面
画家・撮影者 公文菊仙(公文菊僊)(1873-1945)
タイトル
小説のタイトル 夫婦橋(77):二階住居(10)
作者 五竹園(小川栄)(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
D3ut:[打合せ;襟あき;ぬき襟]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
時代区分・年代 20世紀前半;1918(大正7)年
特定通称名
国名 日本
特定地域
キーワード 眉落とし;抜き襟;火鉢
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報
著作権情報
備考