近代日本の身装文化(身装画像)
説明 第1回と第3回は、発明道楽の父と伊豆の山間で別荘住まいしている今年二十歳の娘。温泉町の近くなのでときおり人の来訪はあるが、平生は六十近い父と、五十前後の下男との三人暮らし。「黒い冠を戴いているような豊かな廂髪(庇髪)(ヒサシガミ)が、明るい眼をもった彼女の白い顔をいよいよ品よく見せた」とあって、同じ時期の日本髪に比べてもはるかに大きな塊を、冠というより荷物のように顔の上に戴いていることに、筆者もべつに違和感を持ってはいないらしい。第15回はこの家を訪れた、同年配の女性。大きく膨らまし、髷は平べったく、前髪をはっきり割っているようには見えず、全体として無技巧な点は共通するこの時代の束髪のひとつの標準か。(大丸 弘)
ID No. A18-040
出典資料 読売新聞
発行年月日 1918(大正7)年8月19日号 6面
画家・撮影者 石井滴水(1882-1945)
小説のタイトル 人形の影(3):雷雨の夕(3)
作者 岡本綺堂(1872-1939)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D005:[20~30歳代の女性;年増]
D017:[男の老人]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
時代区分・年代 20世紀前半;1918(大正7)年
国名 日本
キーワード 庇髪
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 A18-039, A18-040, A18-041