近代日本の身装文化(身装画像)
説明 要点だけを描いた略画だが、中年以上の女のある居ずまいの定型を捉えている。畳の座臥に慣れた女性は開いた両足の間に尻を落とし、前屈みになって膝に凭(モタ)れるようなこの恰好で、何時間も座っていられる。後ろに凭れるという習慣がなかったので、この時代、座椅子はあるにはあったがあまり普及していない。長煙管に煙草盆の刻み煙草を詰めながら上目遣いに相手をねめる、となると意地悪姑のおきまりのスタイルだ。この時代になると紙巻煙草が普及したため、男が外へ煙草入れを提げて出るということは本当に少なくなって、煙草入れは、職人や芸人ぐらいと女持ちしか売れなくなったといわれている。(大丸 弘)
ID No. A18-037
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1918(大正7)年4月24日号 4面
画家・撮影者 北野恒富(1880-1947)
小説のタイトル 不知火(2)(4)
作者 長田幹彦(1887-1964)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D006:[初老の女性(40~50歳代)]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
時代区分・年代 20世紀前半;1918(大正7)年
国名 日本
キーワード お太鼓結び;長煙管(きせる);居ずまい;座布団
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥