| 説明 | 友人に話しかけている方の男は「真新しい襟毛の二重廻し(トンビ)に、これも値段札をとったばかりの中折帽などをかぶって(……)」とあっていかにも金回りがよさそうだが、相手はふつうの外套の襟を立てて寒々している。トンビは一応旦那衆の着るものという印象があり、襟毛のあるものはなおさら。この年の三越の宣伝には、「近頃は廻しの襟などには獺(カワウソ)がなくては見られぬくらい(……)しかし獺も今日では中々お安くはありません」としてその代わりに輸入ヌートリアをすすめている。ヌートリアなら十四円五十銭位で、獺より非常に安値、とのこと。(大丸 弘) |
|---|---|
| ID No. | A17-079 |
| 出典資料 | 読売新聞 |
| 発行年月日 | 1918(大正7)年1月9日号 6面 |
| 画家・撮影者 | 石井滴水(1882-1945) |
| 小説のタイトル | 二人傘(16)(4):発明家(1) |
| 作者 | 小杉天外(1865-1952) |
| 資料タイプ | 挿絵 |
| 身装画像コード | Wbo:[かぶり物一般;帽子] Vwa:[男性和装外套] Wme:[眼鏡] |
| 時代区分・年代 | 20世紀前半;1918(大正7)年 |
| 国名 | 日本 |
| キーワード | 中折帽子;中折れ帽子;[インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント] |
| 男女別 | 男性 |
| 体の部分 | 全身 |