近代日本の身装文化(身装画像)
説明 名古屋へ一等車で旅行中の若奥様。歳は二十五,六、「薩摩上布の帷子に、軽羅(ウスモノ)のコートを着て、真珠の襟飾りをだらりと掛ける(……)華麗(ハデ)な面質(カオダチ)が、けばけばとした衣裳その他と好い配合を持っている」という身なりで、近い席に乗り合わせた他家の女中に、「やっぱりうちの奥さまの方が、上品で美しくあらっしゃる」と思われている。若奥様は、「白い頬へほんのりと紅をさして、女優風に髪を結って居る」。第6回は名古屋の目的地の近く、コートを脱いで手に抱えた若奥様。この女優髷は中分けかせいぜい六四分けで、その一方を思いきって大きく盛り上げ、そこに長い横挿しの環櫛、反対側に簪(カンザシ)ピンを挿している。(大丸 弘)
ID No. A17-039
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1917(大正6)年8月22日号 6面
画家・撮影者 名取春仙(1886-1960)
小説のタイトル 黒水晶:母と子(6)
作者 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D005:[20~30歳代の女性;年増]
D2sit:[七三;女優髷]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vko:[コート(女性和装外套)]
時代区分・年代 20世紀前半;1917(大正6)年
国名 日本
キーワード 若奥様;環櫛;簪ピン
男女別 女性
体の部分 上半身
関連情報 A17-037, A17-039