近代日本の身装文化(身装画像)
説明 二人の、二十代半ばの人妻の大丸髷。〈惨風悲雨〉第9回,第30回は同一人物。丸髷も前髪、鬢(ビン=横髪)、上に聳(ソビ)える髷、髱(タボ=後ろ髪)の四部分に大別でき、それぞれの恰好、とくに大きさで、人柄や流行を表現する。また、櫛や簪(カンザシ)の挿しどころがほぼ決まっていて、とくに女性はお互いの髪飾りにはきわめて敏感だったらしい。〈狂瀾〉第15回の女性は贅沢な装いで、器量もよく、「すずしい張りのある眼と、濃い三日月型をした眉毛とが、鬢を張らせた丸髷によく似合って、女ながら惚れ惚れする」と見られた。現代人の眼にはとりわけ、髷の大きさがアンバランスにも感じられるのだが。(大丸 弘)
ID No. A17-035
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1917(大正6)年7月22日号 6面
画家・撮影者 名取春仙(1886-1960)
小説のタイトル 黒水晶:惨風悲雨(30)
作者 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D005:[20~30歳代の女性;年増]
D2ma:[丸髷]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vhao:[羽織]
D011:[男の幼児(だいたい就学以前)]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
時代区分・年代 20世紀前半;1917(大正6)年
国名 日本
キーワード 黒紋付き羽織
男女別 女性;男児
体の部分 上半身;坐臥
関連情報 A17-033, A17-035, A17-041