近代日本の身装文化(身装画像)
説明 浜辺で烈しいやりとりをする二人の娘。右の工場主の娘は相手を見下して居丈高な態度。廂髪(庇髪)(ヒサシガミ)の束髪がひどく大きく、相手にのしかかるような効果になっているのは画家の計算だろうか。その工場で働く女工のひとりである左側の娘は、屈んだ姿勢で地面に指先をつき、精一杯抗弁している。小さくてわからないが、この娘の結っているのは、十七,八という年頃から桃割れか唐人髷だろう。ここでは日本髪を古風な庶民的風俗、束髪をハイカラな、金と暇のある階級のもの、としているのかもしれない。(大丸 弘)
ID No. A16-111
出典資料 時事新報
発行年月日 1916(大正5)年3月16日号 8面
画家・撮影者 岡田九郎(クロー)(生没年不詳)
小説のタイトル 春の海(63):恋ごゝろ(17)
作者 外ヶ浜人
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D2mo:[桃割れ]
時代区分・年代 20世紀前半;1916(大正5)年
国名 日本
キーワード 庇髪;唐人髷;女工
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥