近代日本の身装文化(身装画像)
説明 第1回,第2回は、真夏の海岸で海水浴をする姉妹。だんだら模様のこの時代までいちばん多かった柄のワンピース水着に、大きな庇(ヒサシ)の麦藁帽のお揃い。じつはこの姉妹は母親がちがい、姉には西洋人の血が半分入っている。筆者はそのハーフの娘の肉体を、「背がすらりと高く、(……)日本人離れして自由に延びた手や脚の薔薇色の肌膚(ヒフ)」等々と書いてもいるが、もっとも強調しているのは二重瞼だ。維新当初から日本の画家が西洋人を描く場合、鼻筋の通っていることと、二重瞼を強調してきた。第1回の左側の姉の顔はそれほどはっきりしないが、第64回の右側の女性でははっきり表現されている。西洋人が強い眼の表情を持っているのは二重瞼であること以上に、眼窩が深く眼の周りに濃い影を生じること、長い睫毛を持つことによるのだが、線画ではその表現がむずかしかった。(大丸 弘)
ID No. A16-108
出典資料 時事新報
発行年月日 1916(大正5)年1月14日号 8面
小説のタイトル 春の海(1):姉と妹(1)
作者 外ヶ浜人
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7se:[西洋人モデル;混血児タイプ]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
Jsu:[水浴;水泳;水辺の遊び]
時代区分・年代 20世紀前半;1916(大正5)年
国名 日本
キーワード ハーフ;麦藁帽子;二重瞼;二重まぶた
男女別 女性
体の部分 頭部
関連情報 A16-108, A16-109, A16-112