近代日本の身装文化(身装画像)
説明 名古屋市郊外の農村。手拭いを姉さん被りした女性は農家の娘ではないが、勤め人の兄の留守に隣の家の桑摘みを手伝っている。「地味な田舎縞の袷に紫の入ったメリンスの帯を締め、かいがいしく赤い襷をかけて(……)」とあって、若い女性が家でしている当たり前の恰好。田舎縞というのはたぶん手織で、農家の女が内職で織り上げる木綿織物が、大きな都会の商品流通までには入らないながら、庶民の日用衣料としては広く用いられていたもの。そのきものには幅の広い掛け襟が強いアクセントになっている。油の多い日本髪には、ほこりのつきやすい仕事では手拭い被りがどうしても必要だが、高髷などだと大きな風呂敷包みぐらいの大きさになる。(大丸 弘)
ID No. A16-092
出典資料 都新聞
発行年月日 1916(大正5)年5月27日号 x面
画家・撮影者 井川洗厓(1876-1961)
小説のタイトル 浮雲:春の流(1)
作者 外ヶ浜人
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
Vka:[掛襟]
Vob:[帯]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
時代区分・年代 20世紀前半;1916(大正5)年
国名 日本
キーワード 桑摘み;姉さん被り;姉さんかぶり;姐さん被り;姐さんかぶり;田舎縞のきもの;黒襟;メリンスの帯
男女別 女性
体の部分 全身;上半身