近代日本の身装文化(身装画像)
説明 若者がたまたま出逢った知りあいの老人に、父親の過酷な仕打ち、家出した自分の苦境を訴えている。テーブルが十席ほどの小さな西洋料理屋というが、白いテーブルクロスのあるのはそう安っぽい店ではないだろう。老人が外套の下に着ているのは、袖口のかたちから見て和服らしい。外套は折り返しの構造から見て二重外套ではないようだ。ビールに牡蠣フライという手軽な食事とはいえ、マントを着たまま、あまつさえ毛裏付きの襟を耳の上まで立てている。羽織や被布は室内でも着られるが、東コートはちがう。二重外套は室内でも脱がないことがあるが、外套(オーバーコート)は脱ぐ。どんなとき、なにを脱ぐか脱がないか、については、迷うこともずいぶん多かったろう。(大丸 弘)
ID No. A16-079
出典資料 読売新聞
発行年月日 1917(大正6)年1月10日号 6面
画家・撮影者 石井滴水(1882-1945)
小説のタイトル 港の唄(17)(3(3))
作者 長田幹彦(1887-1964)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H11:[宴会の座敷;レストラン]
D014:[若い男(20歳前後~30歳前後)]
D017:[男の老人]
Vwa:[男性和装外套]
時代区分・年代 20世紀前半;1917(大正6)年
国名 日本
キーワード 西洋料理屋;テーブル;テーブルクロス;マント;毛裏付きの襟
男女別 男性
体の部分 上半身;坐臥