近代日本の身装文化(身装画像)
説明 丸髷二例。〈若葉〉の女性は、「四十五にしては老け過ぎる程の小さな丸髷を水髪に結って」 いる。水髪とは髪油をほとんどつけない髪で、鬢(ビン=横髪)なども張らせにくいので、地味な髪になる。明治時代の日本髪は油をあまりつけないのがふつうだった。とくに東京ではそうだったという。〈旅〉の方の女性はその娘で、二十歳にはなっていない結婚後まのない若妻。髷、とだけいえば狭義には丸髷を指すくらい、整ったかたちを持つ髪型で、結うのもいちばん難しいとされた。ただし、〈若葉〉のほうで小さな丸髷といっているのは、とくに後頭部のいちばん盛り上がった部分。中に硬い紙型を入れて大きさを保つ。(大丸 弘)
ID No. A16-055
出典資料 読売新聞
発行年月日 1916(大正5)年4月29日号 6面
画家・撮影者 石井滴水(1882-1945)
小説のタイトル 日の出る国(4):若葉(4)
作者 佐藤紅緑(1874-1949)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H6:[和座敷一般]
D006:[初老の女性(40~50歳代)]
D2ma:[丸髷]
D014:[若い男(20歳前後~30歳前後)]
D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
時代区分・年代 20世紀前半;1916(大正5)年
国名 日本
キーワード 背広;茶碗
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 A16-055, A16-058