近代日本の身装文化(身装画像)
説明 卒業式の日の女学生。第1回は仲良しの三人が、修業半ばで学校を去ってしまった級友の噂をしている。第3回はその中のひとり――挿絵では右側に立つ娘が、卒業証書を見せるために、来客と囲碁の最中の父の部屋を訪れたところ。三人とも髪は思いきり大きな束髪。載っている髷もけっして小さくはないのだが、全体が大きいのと、髷が平らなためにあまり目立たない。その髷の後ろ、根のあたりに輪櫛を挿すのがふつうで、もうひとつの花簪(カンザシ)を前、横に挿す人が多いが、もちろん決まっているわけではない。中の一人が、「瓜実顔の廂(庇)(ヒサシ)を思いきり前に突き出したのが(……)」 とあるように、束髪のかたちは百人百様といってよい。卒業は満十六歳が標準だから、まだ誰のきものにも子どもの標(シルシ)の肩揚げがあり、エピソードの中心が彼女たちの結婚話なのが可哀相のよう。(大丸 弘)
ID No. A16-054
出典資料 読売新聞
発行年月日 1916(大正5)年4月28日号 6面
画家・撮影者 石井滴水(1882-1945)
タイトル
小説のタイトル 日の出る国(3):若葉(3)
作者 佐藤紅緑(1874-1949)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7jog:[女学生]
D003:[少女(ほぼ女学生の年頃(12~15,16歳))]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Vhao:[羽織]
Vkat:[肩揚げ]
時代区分・年代 20世紀前半;1916(大正5)年
特定通称名
国名 日本
特定地域
キーワード 女学生;紋付き
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 A16-053, A16-054
著作権情報
備考