近代日本の身装文化(身装画像)
説明 出入りの女髪結が重要な役割を務める物語。組合にも加入せず、いわばもぐりで外結いをしている髪結もあったし、立派に店を持ち、何人もの使用人もいながら、お客の求めで一週間のうち何日か外結いもする、というお師匠さんもあった。この時代、髪結にとって厄介だったのは、束髪の多様化と並行して、客の結う髪がいろいろに変わることだったろう。本文には、ヒロインが長い間、多く束髪に結っていたので、毛癖が付いてしまっていて、お見合いのために、相手の親の意を察して島田に結わなければならないので苦労している、とある。急いで毛癖を直すためには、熱い湯で癖直しを念入りにするしかない。熱湯の癖直しは、髪を結う前には雲脂(フケ)取りとともに必ずおこなった。やがて熱アイロンが導入されると、癖取りはもっと楽になるのだが。(大丸 弘)
ID No. A15-073
出典資料 時事新報
発行年月日 1915(大正4)年2月15日号 4面
小説のタイトル 赤潮(26):そのあと(4)
作者 山崎紫紅(1875-1939)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D1kep:[結髪;散髪;美容師;店舗・設備の一部(理容店・美容店の)]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
時代区分・年代 20世紀前半;1915(大正4)年
国名 日本
キーワード 髪結い;前垂れ;前掛け
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥