近代日本の身装文化(身装画像)
説明 「お母様只今、学校の風呂敷包みを畳へ置いて両手を突いて御辞儀をした時、房房とした前髪に幅広の白いリボンの蝶々がふわふわと動いた」。畳の時代には、家を出るとき、帰ったとき、朝起きたときに夜休むとき、親や主人への挨拶は、かなり下流の家庭以外はこうして畳に両手を突いてした。目上の人に対して突っ立ったままの挨拶はずいぶん無礼なこととされた。少女は小学生。通学鞄が普及するのはまだずっと後の時代で、学用品はきれいな柄の風呂敷包みにして胸に抱える。大きなリボンや長い袂とともに、それも少女が誇りに思う絵柄のひとつ。(大丸 弘)
ID No. A15-046
出典資料 読売新聞
発行年月日 1915(大正4)年11月15日号 6面
画家・撮影者 石井滴水(1882-1945)
小説のタイトル 虎公(22):平民の娘(5)
作者 佐藤紅緑(1874-1949)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D002:[女の子(小学生くらい)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vhaf:[袴(女性)]
Wfu:[風呂敷(包み);布包み]
時代区分・年代 20世紀前半;1915(大正4)年
国名 日本
キーワード リボン;お辞儀(おじぎ)
男女別 女児
体の部分 全身;坐臥