近代日本の身装文化(身装画像)
説明 〈黄金屋敷〉第1回は、小学校長という役職と、「低くても位階勲等を持っている」人間、としての格式にしたがった正装はフロックコート。訪問先は従兄の屋敷だが、長いあいだ無沙汰だったという遠慮の心持ちもあろう。〈妻と兄〉第1回はそれからしばらくして帰郷した場面。「今まで被ったことのないパナマの夏帽子を被って、(……)風俗が見違えるほどハイカラになって、意気な洋服に、金色の時計の鎖を下げて居た」すがたは背広。日本画家である挿絵の石井滴水の描いた背広は、肩芯は表現しているものの、毛筆の癖もあって、身体にフィットしていない無意味なシワが目立つ。芍薬の花束を持って挨拶している娘の髪は島田。(大丸 弘)
ID No. A15-026
出典資料 読売新聞
発行年月日 1915(大正4)年6月9日号 7面
画家・撮影者 石井滴水(1882-1945)
小説のタイトル 嵯峨野:黄金屋敷(1)
作者 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
D1hi:[ひげ]
時代区分・年代 20世紀前半;1915(大正4)年
国名 日本
キーワード 小学校長;フロックコート;背広;口髭
男女別 男性
体の部分 全身
関連情報 A15-026, A15-028