近代日本の身装文化(身装画像)
説明 二十一歳になる大阪娘。豪商の、いわゆるいとはんの外出姿。版が汚いため着ているものの細部は不鮮明だが、束髪の巨大さはどちらの絵からもよくわかる。廂髪(庇髪)(ヒサシガミ)の束髪はこのころになると前方に突き出すというより、全体に膨らみ、それが極大になる。もちろん廂(庇)(ヒサシ)だけのものも、小ぶりのものもあり、人それぞれの違いも大きく、要するに多様化したわけ。束髪のスタイルが人さまざまなのは、結うひとの範囲がひろくなり、また、年齢による違いも少なくなったためだろう。第1回の場合も、描かれたこの人物が、外出しようとしている娘とも、行く先を聞いている五十歳をすぎた母親とも見える。(大丸 弘)
ID No. A15-015
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1915(大正4)年5月29日号 8面
画家・撮影者 幡恒春(1883-1944)
小説のタイトル ふたおもて(1)
作者 田口掬汀(1875-1943)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D005:[20~30歳代の女性;年増]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
時代区分・年代 20世紀前半;1915(大正4)年
国名 日本
特定地域 大阪
キーワード いとはん;外出姿;庇髪
男女別 女性
体の部分 全身
関連情報 A15-015, A15-016