近代日本の身装文化(身装画像)
説明 印刷の具合もあり、保存状態の結果もあったか、人物の衣服、髪型のほとんどが黒く潰れてしまっていて、結果として模様的な絵柄になっている。それが、見ようによってはモダンな印象になる。そのモダンさが、ほんの少し前の明治時代にはあり得なかった女性の表情と、髪のまとめ様にはよくマッチしている。髪はこれを束髪と見れば縦型の、古風なスタイルのようでもあるが、思いきって前髪も鬢(ビン=横髪)も掻き上げてしまって、たぶん後ろでただぐるぐる巻きにしている点など、髪結さんや美容院の仕事とはちがう無造作さがあり、ヘアスタイルの次の時代を予告するかのよう。(大丸 弘)
ID No. A15-014
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1915(大正4)年5月25日号 5面
画家・撮影者 幡恒春(1883-1944)
小説のタイトル 心と心(14)(2)
作者 徳田秋声(1871-1943)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2:[ヘアスタイル]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
時代区分・年代 20世紀前半;1915(大正4)年
国名 日本
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥