近代日本の身装文化(身装画像)
説明 ハンセン病を扱った一種のミステリーものであるが、ヒロインは女優志望の女性。1914(大正3)年の年末にスタートした。第19回,第20回ではまだ東京の学生で、「光沢(ツヤ)のよい髪を真中で分けて、根を低く束髪にしていた。二十一にはどうかと思う派手なリボンが、蝶の止まったように挿されていた」とあるように挿絵は描かれている。このスタイルはむしろ明治二十年代の初期束髪に近い。ただし初期縦型束髪では中分けをせず、これほど髱(タボ=後ろ髪)を出さなかった。1910年代半ば、廂髪(庇髪)(ヒサシガミ)の大仰さが飽きられたころ、前方から見ると1930年代の洋髪のような、平べったい髪があったことがわかる。(大丸 弘)
ID No. A14-118
出典資料 国民新聞
発行年月日 1915(大正4)年2月14日号 5面
画家・撮影者 武内桂舟(1861-1943)
小説のタイトル まごゝろ(48):帰つてから
作者 五竹園(小川栄)(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7sh:[小説のヒロイン;挿絵美人(この年の評判小説中の美人)]
D7joy:[女優モデル(この年の人気女優,封切り映画の出演女優)]
D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Vhi:[被布]
時代区分・年代 20世紀前半;1915(大正4)年
国名 日本
キーワード 洋髪風;小襟;飾り房
男女別 女性
体の部分 上半身
関連情報 A14-115, A14-116, A14-118, A14-119