近代日本の身装文化(身装画像)
説明 庭先で沸かしている風呂に入ろうと、手拭いを下げて近寄っている青年。挿絵は本文とずれていて、内容は関係ない。この風呂桶は風呂場に置く木製のいわゆる鉄砲風呂で、ふつうは野天用のものではないが、一概には言えない。青年は下に猿股を穿いている。肌着に純白のものを用いるようになるのは、衛生観念が優先しはじめてからのことで、明治時代には半股引、猿股のたぐいには、特徴的は太縞のものが多かった。青年はまたセーター風のものを着ている。しかし、毛糸編み衣料が肌着以外の中間衣として普及するのは、もうすこし後のことだし、この場合は肌着と考えられるので、メリヤスのシャツ――毛メリヤスかもしれない――をこのように描いたのだろう。(大丸 弘)
ID No. A14-089
出典資料 都新聞
発行年月日 1914(大正3)年4月15日号 1面
画家・撮影者 井川洗厓(1876-1961)
小説のタイトル 大盃(おおさかずき)(4)
作者 遅塚麗水(1866-1942)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
時代区分・年代 20世紀前半;1914(大正3)年
国名 日本
キーワード 肌着;メリヤスのシャツ;太縞の猿股;風呂桶;バケツ
男女別 男性
体の部分 全身;坐臥