近代日本の身装文化(身装画像)
説明 風邪で床についている娘の枕元に、幼い妹が継母に腕をつねられたと訴えにくる。娘の髪は廂髪(庇髪)(ヒサシガミ)の束髪。束髪は結いようによっては高枕の必要はないが、この娘は髱(タボ=後ろ髪)を日本髪のように長く出しているので、高枕の方がよいのだろう。掛布団はまだ掻巻がふつうで、肩を通してと首回り部分に黒ビロードと、二重に襟がかかっているが、それでも手入れがしにくく、清潔面から、第二次世界大戦までには掻巻はほとんど姿を消している。敷布はすでに普及していたが、縦方向に巻き込むだけ。確かにこの方が布団の柄を楽しめる。女の子の頭はこの時代のオカッパ。(大丸 弘)
ID No. A14-083
出典資料 都新聞
発行年月日 1914(大正3)年3月12日号 1面
画家・撮影者 井川洗厓(1876-1961)
小説のタイトル 終りまで(31)
作者 秋元巳太郎(志木生)(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4by:[病人;けが人;障害のある人]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D5ne:[寝巻;ナイトウエア]
D002:[女の子(小学生くらい)]
D2:[ヘアスタイル]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vob:[帯]
Vyo:[夜着;夜具;掻巻]
時代区分・年代 20世紀前半;1914(大正3)年
国名 日本
キーワード 高枕;掻い巻き(かいまき);敷布団;シーツ;黒ビロードの布団襟カバー;鍋;茶碗;庇髪;髱(たぼ);寝間着;おかっぱ;オカッパ;リボン;兵児帯;素足
男女別 女性;女児
体の部分 全身;上半身;横臥