近代日本の身装文化(身装画像)
説明 長編の大団円には旅立ちのシーンが多い。見送っている二人のうち、右側の若い人妻はかなり大きな髪で髱(タボ=後ろ髪)も低く下がっている。石井滴水の絵はデッサンが正確だから、これはそのころ流行り出した、髢(カモジ)をたくさん入れてこんもりと膨らました束髪だろう。こういう髪を後ろから見た絵や写真に接する機会は少ないので貴重。髷の根の部分その外にいろいろと飾りピンを挿して華やか。大きな髪は結っている人も不便だし、滑稽感も持たれやすいけれど、肩の辺りがほっそりと見えて、いつも可愛い効果を生む。(大丸 弘)
ID No. A14-078
出典資料 読売新聞
発行年月日 1915(大正4)年5月30日号 7面
画家・撮影者 石井滴水(1882-1945)
小説のタイトル 鳩の家:善玉と悪玉(18)
作者 佐藤紅緑(1874-1949)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7sh:[小説のヒロイン;挿絵美人(この年の評判小説中の美人)]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Vhao:[羽織]
Jmi:[見送り;出迎え]
時代区分・年代 20世紀前半;1915(大正4)年
国名 日本
キーワード 後ろ姿;紋付き
男女別 男性;女性
体の部分 全身;上半身