近代日本の身装文化(身装画像)
説明 ひさしぶりに地方から出郷して、東京の嫁や孫たちの住む家を訪れた老人。「埃染みた山高帽に、藍鼠の薄外套(インバネス)、その下から光沢気(ツヤケ)のない袴が見える。(……)小倉の白い鼻緒のついた日和下駄、(……)花毛氈のような模様の鞄を式台にドサリと置き(……)」、そして左手に洋傘(コウモリ)を持った風体が、挿絵に忠実に描かれている。二重外套は和服の上にも洋服の上にも用いられるので、もちろん袴とともにも着用されるが、すくなくとも東京では羽織袴に二重外套を着ている人はあまりいない。祖父に向かい合っているヒロインの束髪は大きくて、額も頬も暑苦しそう。襦袢の襟元をまるでTシャツのように着ているのが同様な印象。(大丸 弘)
ID No. A14-069
出典資料 読売新聞
発行年月日 1915(大正4)年3月6日号 6面
画家・撮影者 石井滴水(1882-1945)
小説のタイトル 鳩の家:珍客(2)
作者 佐藤紅緑(1874-1949)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Vwa:[男性和装外套]
Wkas:[傘]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
G054:[(小屋掛けなどの)木戸口周辺]
時代区分・年代 20世紀前半;1915(大正4)年
国名 日本
キーワード 山高帽子;[インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント];洋傘;蝙蝠傘;こうもり傘;襦袢の襟;木戸
男女別 男性;女性
体の部分 上半身