近代日本の身装文化(身装画像)
説明 第8回は、生んだ子の父親から捨てられ、赤子を抱いてなく女と、それに同情して泣き伏す妹。第15回はそれから四,五年後、姉の子を養育している妹。年は隔てているが、同一人物の束髪の、ほぼ同方向――斜め上からの描写で、この時代の退化した髷がよくわかる。髪を全部中に入れてしまうので髷は蓋の役目になり、平らな皿のような附け髷をピン留めすることが多かった。形が似ているので牛の糞などと悪口をいわれた。マリー・ルイーズ美容院のルイーズ髷の宣伝を婦人雑誌などでよく見る。(大丸 弘)
ID No. A14-040
出典資料 読売新聞
発行年月日 1914(大正3)年4月10日号 6面
画家・撮影者 石井滴水(1882-1945)
小説のタイトル 光の巷(8):さすらひ(8)
作者 佐藤紅緑(1874-1949)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D2:[ヘアスタイル]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
D801:[強い悩み・悲しみ・口惜しさ・羞恥の表現]
時代区分・年代 20世紀前半;1914(大正3)年
国名 日本
キーワード 髷の退化;牛の糞;お太鼓結び;突っ伏す;号泣する
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 A14-040, A14-041