近代日本の身装文化(身装画像)
説明 五十をすぎたくらいの年頃の姉と妹が、戸障子を開け放った夏座敷の縁側近くで、うちわや扇子を使いながらひとの噂をしている。日本の夏は縁端のこういう場所がいちばん過ごしやすく、端居(ハシイ)と呼んだ。薄縁(ウスベリ)を敷き、扇子を手にしている左側が訪れた姉だろう。その片方の手が襟にかかっているのは、手持ちぶさたのときの手の遣り場のひとつ。きものの着付けはいつも襟元が気になるもの。二人とも初老の人妻の小ぶりな丸髷。もうすこし小さくなると慈姑(クワイ)などと呼ぶが、そこまでまだ小さくない。(大丸 弘)
ID No. A14-014
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1914(大正3)年6月23日号 8面
小説のタイトル 忘れがたみ(22):縁談(1)
作者 大江素天(1876-1950)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G043:[縁先;縁端]
D006:[初老の女性(40~50歳代)]
D2ma:[丸髷]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Wou:[扇子;団扇;扇風機]
時代区分・年代 20世紀前半;1914(大正3)年
国名 日本
キーワード 縁側;お太鼓結び;薄縁(うすべり);うちわ
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥