近代日本の身装文化(身装画像)
説明 横になっているのは、亡き親友の妹の面倒を見ている男性。二十歳近くになって女学生生活をはじめた娘は、「束髪に海老茶の袴、先日の島田の時とはすっかり違って居る」というように、日本髪と洋髪とちがって、日本髪と束髪はコンヴァーチブルなのが便利で、また楽しくもあったろう。娘の束髪は前の突き出た廂髪(庇髪)(ヒサシガミ)、また髱(タボ=後ろ髪)もずいぶん大きいため、女学生としては抜きすぎるくらい襟を抜いている。その髱の大きなリボンはいかにも女学生らしい。女性の帯の大きなお太鼓結びはお尻を隠すため、という人がある。帯を締めていないこの娘の、袴の背面の膨らみを見ると、それも一理あると思われる。(大丸 弘)
ID No. A13-045
出典資料 読売新聞
発行年月日 1913(大正2)年11月11日号 4面
画家・撮影者 宮川春汀(1873-1914)
小説のタイトル 水蜜桃(57)
作者 江見水蔭(怒濤庵)(1869-1934)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D7jog:[女学生]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Vhaf:[袴(女性)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
D3ut:[打合せ;襟あき;ぬき襟]
D1hi:[ひげ]
Vyo:[夜着;夜具;掻巻]
時代区分・年代 20世紀前半;1913(大正2)年
国名 日本
キーワード 庇髪;髱(たぼ);リボン;抜き襟;海老茶袴;口髭;ちょび髭;掻い巻き(かいまき);敷き布団;シーツ
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥