近代日本の身装文化(身装画像)
説明 にわか雨の中で、雨支度をしていなかった男女が戸惑っている。女は洋傘を持っていたが女持ちのたぶん晴雨兼用だから二人は入れない。それで男は自分の着ていたインバネス――二重外套を女に着せようとする。けれども羽織っただけのインバネスは、ボタンをかけなければスルスルと落ちてしまう。女は片手に傘を持っているので、片手でボタンは中々かけられない――というややこしい場面を、一見稚拙のようでいて、画家の宮川春汀はよく描いている。男のはいている紺足袋に、薩摩下駄風の駒下駄。女の履いている白足袋に、ノメリの後丸(アトマル)の下駄まで。(大丸 弘)
ID No. A13-044
出典資料 読売新聞
発行年月日 1913(大正2)年11月8日号 4面
画家・撮影者 宮川春汀(1873-1914)
小説のタイトル 水蜜桃(55)
作者 江見水蔭(怒濤庵)(1869-1934)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Jki:[気象条件(雨,雪,強風,強い陽射しなど)]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
D2ma:[丸髷]
Vwa:[男性和装外套]
Vta:[足袋]
Wge:[下駄;クロッグ]
Wkas:[傘]
時代区分・年代 20世紀前半;1913(大正2)年
国名 日本
キーワード [インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント];紺足袋;白足袋;薩摩下駄風の駒下駄;のめり下駄;後丸下駄;洋傘
男女別 男性;女性
体の部分 全身