近代日本の身装文化(身装画像)
説明 館山に近い、南房総の漁村に住む友人を訪問。一軒の家の庭で洗いものをしている娘が、友人の妹だった。彼女もすぐに察して、立ち上がって挨拶する、というシーン。娘はたすきを外そうとしているが、家で洗濯をしているというのに、大荷物のようなお太鼓結びの帯が邪魔のよう。帯の大きさがたしかにバランスを失している。娘の髪は廂髪(庇髪)(ヒサシガミ)の束髪。頭頂の髷がまるで日本髪のように大きいのは、流行遅れといってよく、一見すると島田に紛れそう。しかし島田であると油がじゅうぶんつくため、こんな後れ毛はないはず。挿絵の宮川春汀は童画をよく描いている。そのためかどうか、この人物にもそんな素朴味がある。(大丸 弘)
ID No. A13-031
出典資料 読売新聞
発行年月日 1913(大正2)年9月3日号 4面
画家・撮影者 宮川春汀(1873-1914)
小説のタイトル 水蜜桃(2)
作者 江見水蔭(怒濤庵)(1869-1934)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Vtas:[襷]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
時代区分・年代 20世紀前半;1913(大正2)年
国名 日本
特定地域 南房総
キーワード 庇髪;襷掛け;お太鼓結び
男女別 女性
体の部分 全身;上半身